
・肛門腺ってどこにあるの
・肛門腺絞りのコツは?
・どのくらいの頻度でやれば良いの?
こういった疑問に答えます。
⭐︎今回のトピック⭐︎
・肛門腺はここにあります! ・トリマーのコツを伝授! ・肛門腺絞りは嫌がる子が多い ・肛門腺絞りをしないと・・・ ・どのくらいのペースで絞れば良いの?タイミングは? ・肛門腺の豆知識
この記事を書いているYUは、現役トリマーとして3年以上働いています。
犬はもちろんのこと、トリマーにも負担が少なく、
『トリミングは楽しくてキレイになれる場所♪』
と犬自身に思ってもらえるような環境作りを日々研究しています!
少しでも皆さんのお力になれれば光栄です!
それでは、解説していきます。
Contents
■肛門腺はここにあります!
肛門の位置を中心にして、時計の4時と8時の方向に肛門線の袋があります。
トイプードルだと小さめのアーモンドくらいの大きさです。
この袋は個体差があり、大きい子もいれば小さい子もいて、手間にプクッと出てくる子もいれば、奥の方に隠れている子もいます。
同じ犬種でも全く異なる場合があります。
■トリマーのコツを伝授!
肛門腺絞りのコツを3つのステップにまとめてみました!参考にしてみてください!
ステップ1
まず尻尾を地面と垂直になるように真上に軽く持ち上げます。
後ろ足が浮くか浮かないかくらいで固定します。(犬が痛がらないように優しく行ってください)
尻尾を真上に持ち上げることで、肛門腺も引っ張られて手で感覚を掴みやすくなります。
ステップ2
肛門から1・2センチ離れた4時8時の方向に親指と人差し指を添えます。(写真でいうと🔴の下です。)
肛門の表面よりも少し深い位置まで添えた指を押しこみます。
ステップ3
そこから肛門に向かって押した位置を保ちながら、指をスライドしていきます。
その時、肛門から分泌液を出すイメージを持ちながら、添えた指を閉じっていくようにします。
以上が『肛門腺絞り』のステップになります。
分泌液が飛び散って悲惨なことにならないよう、以下のポイントに気をつけながら行ってみてください!!
・飛び散っても良い場所で行う
・洋服に付かないよう袖をまくって行う
・絞る時、絞る手のひらで校門を軽くカバーして行う
また、肛門腺絞りは何度も行わず、1・2回で絞り出すようにしましょう。
■肛門腺絞りは嫌がる子が多い
人間でも繊細な場所で嫌ですよね。慣れとかではなく、嫌いな子が多い印象です。
元々皮膚も薄いので、無理に行って皮膚が荒れてしまうことのないように、
難しいなと感じたら、病院やトリミングサロンで絞ってもらいましょう。
どちらでも500円~1000円くらいでやってくれるところが多いと思います。
■肛門腺絞りをしないと・・・
なぜ肛門腺絞りは必要なの?
もともと野犬の時は肛門腺周りの筋肉が発達していたため、マーキングのために分泌液を自分で押し出すことが出来ていました。
ですが現代は、人と暮らすようになり、マーキングをする必要がなくなったため、肛門腺周りの筋力が衰えてしまっています。
なので分泌液が溜まってしまわないように、人の手で絞ってあげることが必要になってきます。
分泌液が蓄積しすぎると・・・
などの問題が出てきてしまいます。
■どのくらいのペースで絞れば良いの?タイミングは?
肛門腺が溜まってくると、お尻に違和感を感じ、自らお尻を地面に擦り付けて違和感を解消しようとする子がいます。
いわゆるお尻歩きです。
またはお尻をよく舐めるようになります。
早い子だと2週間、遅い子でも1ヶ月に一回くらいのペースで絞ってあげると良いです。
※肛門腺絞りのやりすぎも炎症を引き起こすことになるので要注意です。
■肛門腺の豆知識
分泌液の形状や匂いには個体差があります
茶色でゆるい便のような子もいれば、黄色い液状の子もいます。
また、無臭の子もいれば、強烈な匂いがする子もいます。
多くの場合、分泌液はとても強烈な匂いであるため、飛んで洋服や髪につくと洗わない限り取れません。。。><
勝手に分泌液を出せる子もいます
筋力が強い子(ブルドック系など)や大型犬の中には、自ら排便の時に分泌液を出せる子がいます。
その場合は定期的なケアは行わなくて大丈夫ですが、ちゃんと出せているのか心配な場合は、病院でみてもらいましょう!
まとめ
ステップとしてはそんなに難しいものでは無いので、是非一度お家でチャレンジしてみてください。
プシュッと出てくると、上手く絞れたことへのスッキリ感と、もれなく強烈な匂いを感じることができるでしょう。笑
無理はしないように気をつけて行ってくださいね!
では!
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